都市伝説・不可思議情報ファイル

    カテゴリ:恐怖・不思議体験






    2006/08/06(日)

    小学2年生のときの話。 オレは、その日、学校帰りに同じクラスのS君と遊んでいた。

    そのS君は、特別仲がいいわけではなかったけど、何回かは彼の家にも遊びに行ったし、オレの家に招いたこともある、親しい友人のひとりだった。
    二人は、ある人けのない、古いアパートの敷地内にいた。アパートの一階部分の横並びのドアの前 に敷かれたコンクリの歩道の上に座り込み、何かの遊びをしていた(何をしてい たかははっきり思い出せず)

    しかし、しばらくするとオレは、アパートの二階の部分に何かあるような、気がし出してきて、それが気になって仕方なくなってきた。

    そんななか、S君が「うえ(二階)…なんだろう?」とポツリと言い出した。へんな気分がしたのは俺だけではなく、彼もその得体の知れない雰囲気を感じ取っていたのだ。

    二人ともどうしても二階が気になり、S君は「ちょっと見に行ってみよう」と言い出して、立ち上がった。
    S君がカンカンと音を立てながら、壁つたいに設けられた鉄の階段を登っていき、その後をオレがついて行く。

    S君が階段を登りきって、二階の廊下を曲がって見えなくなったその瞬間、オレは階段の途中で立ち止まってしまった。
    特に、異変が起こったというわけでもないが、オレの体の中で警報ベルのようなものが激しく鳴り響いた。

    「立ち止まれ!」と、オレ自身の体のなかの何かが強く命じてくるような感じだ。

    しばらく、そうして階段の途中で立ち止まったままだったがS君が戻ってこない。声もしない。

    オレは、やっぱり二階に行こうかと階段を再び登りだそうとしたが、体が動かない。

    金縛りのような身体的感覚ではなく「絶対にそれ以上進んじゃダメだ!!」という、強い精神的な感覚に襲われオレは、怖くなってそのままS君のことを無視して家に帰ってしまった。
    次の日、学校にS君は来なかった。

    オレは、一晩たって、恐さが薄れてしまったし、子供の短絡した頭脳。
    「風邪か何かでやすんだんだろう」程度にしか そのときは考えていなかった。

    しかし、1週間たってもS君は来ない。 さすがにどうしたんだろうか?と気になり、クラスメートに「Sどうしたんだろうね?」と聞いてみた。

    だが、 聞かれたクラスメートは「Sって誰?」と不思議な顔をした。
    誰に聞いても同じで、S君のことなど知らないという。

    そういえば、担任も休んでいるににもかかわらず、S君のことなど口にしていないし、S君が座っていた机には他の奴が座っている。

    家に帰って、母親に「Sが学校に来なくなったんだよ」と話してみたが、 母親も 「誰なのその子?」とという表情。

    「前に家に連れてきたでしょ?」と言っ ても、まったく覚えていないという。小学生のオレは、時間の経過とともに、大の仲良しというわけでもなかったS君のことなど、次第に忘れていきそのまま小学校を卒業。

    しかし、 中学生になったあるとき、ふとS君のことを思い出した。
    「彼、どうしたんだろう?」と気になり出し、何人かの友人にS君のことを聞いてみたが、やはり誰も知らない。問題のアパートはもう、取り壊されて、そのの一帯はダンボール工場の倉庫になっていた。

    遊びに行ったことのS君の家を見に行ってみようと思ったが、途中までの道筋は思い出せても、 どうしても詳細な位置がわからない。

    家にあった小学校の卒業アルバムも見てみたが、巻末の住所録にもS君の名前はない。

    どうしようもない、不安に駆られ、オレの家のアルバムも引っ張り出し、小学校の頃の写真を探索。

    でも、そこにもS君の姿はない。それは小学2年生の春に行った森林公園の遠足の集合写真にも、S君がいない。

    その遠足では、森林公園のなかの立ち入り禁止の区域にS君ら数人と入って、担任にこっぴどく怒られた記憶が確かにあったので、
    間違いなくS君はこの集合写真にいるはずなのだけど・・・。


    そして、現在。
    これまでの間、S君のことを時々思い出すけど、いまでもまったく不可解でならない。

    確かに、オレの記憶の中にはS君は実在した。顔も覚えているし、数回遊んだことも、現実の世界の出来事だったと断言できる。 いったい、S君はどこに行ってしまったのか?みんなのなかから何故S君の記憶が、消滅してしまったのだろう・



    長文スマソ。 でも、いまでも、本当にこのことが恐ろしくて仕方がない。



    お風呂に入ってた時の話。 髪を洗おうとしたらシャンプーが 切れていた事に気付き母親を呼んだ。

    「シャンプー切れたよ!」

    小さくドアを開けてシャンプーが渡され た。 お礼を言って受け取り、髪を洗った。 泡を洗い流した途端、違和感に気付き背筋 が冷たくなった。

    「私以外、旅行中…」


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