2009/10/05(月) 08:29:53

ドッペルっぽい話だけど私もある

小4の放課後。姉とその友達と私の3人で帰ろうとした。

しかし私だけランドセルを忘れてきたの で、ゆっくり歩いてもらって走って取りに戻った。(ランドセルを忘れてかなり笑われた)

教室はプレハブ校舎だった。

プレハブ校舎の廊下の突き当たりは引き戸になっている。
上半分がガラスだ。

そこから入り、ランドセルを取ってまた引き戸を開けて出ようとする。

そしたらガラスの部分に、人が映っていて、びびって立ち止まってしまった。

夕方で私以外には誰もいなかったはずなのに、人が映っている。

隣のクラスの田村君だとすぐ分かった。

おかしいぞ?と思いつつ、半笑いで「何してんの?」と声をかけた。

田村君は無言でこっちを見ている。

その瞬間に「まずい!普通じゃない!」 と感じて、戸を開けダッシュで逃げ帰った。

ほんの3分か5分の事だったはずなのに、走っても走っても姉に追いつけなかった。

あとから思い返すと、ガラスには私は映っていなかった。

廊下も映ってなかった。

廊下の幅くらいの四角い小さい何も無い部屋と、田村君だけがいた。

ちなみにその時間、田村君は村の体育祭の選手だったので校庭で幅跳びの練習をしていた。

この話、ずいぶん昔に雑誌に送ったら載ったことがあるので万が一知っててもパクリと呼ばないで下さい…