24 :本当にあった怖い名無し:2012/06/07(木) 18:39:28.86 ID:ESdz1en10ここで良いのかな。 
全く怖くはなかったけれど不思議な体験。 
長文すみません。 

大学生の時、留学でイギリスに行った。 
留学先には自分の研究してた人物のお墓があって 
研究してるってだけでなく、その人のことを凄く尊敬もしてたから 
お墓参りに行くことにしたんだ。 
事前にネットで見てどんなお墓なのかは知っていたし 
墓地の場所も現地の先生に聞いて分かっていたから 
行けばなんとかなるだろうと授業が無い休日に一人で行った。 
そんなことに着いてきてくれる様な奇特な友人居なかったしね。 

トラックの兄ちゃんに手を振られたりしながら歩いて 
着いた墓場はごくごく普通の所だった。 
昼間だったし、天気もよかったから 
木が多めの公園、空き地、みたいな感じで怖い感じはしなかった。 
猫がのほほんといて、「こんにちは」って声かけたら寄ってきた位。 
超平和。 

猫を撫でて気を抜いていた所だったけど 
ここで、そのお参りしたい人のお墓がどこにあるのか 
分からないことに気がついた。 
分野内ではかなり有名な人なんだが、誰でも知ってるとまではいか 
ないから 
観光名所ってわけではないみたいで 
期待してた案内板も無いし、事務所みたいな所にも誰もいない。 
他にお参りしている人すらいない。 
訊きたくてもとにかく誰もいないんだ。 
ひとつひとつ覗き込むしか無いのかとちょっと途方に暮れた。 
そんなに大きな所ではなかったけど、結構お墓の量はあったからね。 
続く 

25 :本当にあった怖い名無し:2012/06/07(木) 18:40:11.63 ID:ESdz1en10続き 
そしたら、さっきの猫が呼んだんだ。「にゃあ」って感じで。 
そのまま歩いていこうとして、それを眺めてると振り返ってもう一 
度呼ぶ。 
着いてくるのを待ってるみたいに。 
何だろう、どうしよう、と固まってると、そのこずっと待ってるんだよ。 
埒があかないし、迷ったけど思い切って着いていってみた。 
どうせ墓地内は歩かなきゃいけないし。 

着いていくと、猫は歩き出した。 
時々「ちゃんと着いてきてる?」って振り返ったりしてた。 
その度に「着いていってるよ」って返しながら 
もしかして行きたいお墓まで案内してくれるのかな、と思い始めた。 
馬鹿馬鹿しいとは自分でも思ったよ。 
お話じゃあるまいし、第一猫に行きたい場所なんて言ってないし。 
でも猫は迷い無く歩いてた。 
墓地内の通りを抜けて、林みたいになっていて 
多分普通人が通る場所じゃない所も歩いてたけど 
それでもこっちを確認してくれながら先導してた。 
で、あるところで止まったんだ。 

ここに書き込むくらいだから予想はつくと思うけど 
そこはお参りしたい人のお墓だったよ。 
嘘だろ、と思ったけど、墓碑銘に間違いは無いし 
そこまで来たら猫はもう歩こうとはしなかった。 
一緒にお墓を眺めたり、足にまとわりついたりしてた。 
本当に猫が案内してくれたんだ。 

続く 

26 :本当にあった怖い名無し:2012/06/07(木) 18:40:43.71 ID:ESdz1en10続き 
それからお参りして、猫にお礼を言って帰ったよ。 
あの時ほど食べ物を持ってないことを後悔したことはない。 
撫でてあげるくらいしか他にお礼が出来なかった。 
あのこがいなかったら、相当時間が掛かっただろうから 
とても感謝してる。 

留学の終わりにもう一度お参りに行った時は、あの猫はいなかった。 
でも、教えてもらっていたから今度はすぐに辿り着けたよ。 

あの日はとても長閑で天気がよくて 
そんな日の出来事だったから、我ながら嘘くさいと思うが 
写真を撮らせてもらったから、あのこの写真が今もPCにあるんだ。 
だからあの猫に出逢ったのは間違いない。 

留学で色んな体験したけどこれが一番の思い出。 
スレ違いになるが、猫に案内されてお参りした夜 
その人の夢を見たこともあって、とても印象に残っている。 
怖くはなくて、とにかく不思議な体験だった。 
猫って凄いとつくづく思ったよ。 

長文&読み辛くてゴメンナサイ